コンプライアンス
コンプライアンスは「従順」、「服従」という意味があります。医療現場では「患者が医療従事者の指示通り治療を受ける」ことを意味しています。
似たような意味を持つ「アドヒアランス」という用語がありますが、そちらとは"患者自身が積極的に治療方針の意思決定に参加している"かどうかという点で違いがあります。
近年ではコンプライアンスというよりも、アドヒアランスという考え方が重視されています。
ポイント
- 患者様へ
- 処方された薬を指示通りに正しく服用することや、医師や薬剤師からの健康に関するアドバイスを実践することが含まれています。コンプライアンスを守ることで、治療の効果を最大限に引き出し、健康回復を目指します。
- 薬局/薬剤師様へ
- 薬剤師は、患者様が処方された薬を正しく理解し、適切に服用できるように支援する役割を担っています。例えば、薬の効果や副作用、服用方法についての正確な情報提供、患者様の疑問に対する明確な回答、さらには患者様の生活習慣や健康状態に合わせたアドバイスの提供などです。薬剤師は、患者様の服薬コンプライアンスを向上させるために、日々の業務や自己研鑽で知識や経験を積み、服薬指導に生かすよう求められています。
