リハビリテーション
「リハビリテーション=機能回復訓練」というイメージが強いですが、その意味はもっと広く、「自分らしく、人間らしく生きる権利の回復」のために行われるすべての活動のことを言います。
リハビリテーションの種類として、快適な日常生活を送ることができるように行う身体的及び心理的な訓練や、社会復帰をめざした職業指導などがあります。
リハビリテーションを行うことで、疾患の発症による後遺症リスクも緩和されます。
医療機関で行われるリハビリテーションは、医師や看護師だけでなく、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門家も関わります。
ストレスなく在宅・社会復帰ができるよう、患者様一人ひとりに合わせたスケジュールが組まれます。
リハビリテーションには急性期、回復期、維持期、終末期の4つのステージがあり、それぞれ最適なアプローチがあります。
手術直後や発症早期から、治療後、退院後、社会生活復帰後といった変化の中で、心身や生活の質を高めることを重視し、専門家から支援を受けられます。
ポイント
- 患者様へ
- リハビリテーションには、いくつかの種類があります。何らかの理由で能力や体力が低下した状態を改善するために働きかけることが大切です。リハビリテーションは、理学療法士などの専門職が関わることが多いですが、医師や看護師、薬剤師とも連携することで現在の状態を改善し、後遺症リスクの緩和にも繋がることでしょう。
- 薬局/薬剤師様へ
- リハビリテーションの最中に薬局へ来局される患者様も少なくありません。その際に患者様の状態やリハビリテーションの状況などを確認し、丁寧にフォローアップすることが重要です。そうすることで患者様の満足度を高めるだけでなく、「かかりつけ化」にも繋がる可能性もあるでしょう。また、必要に応じて医療機関や医師に情報連携することも大切な役割となります。