調剤基本料と加算で3点の増点が見込める
菅原:調剤基本料1の現行と改定後を比べると、3点増点となっています。また、調剤基本料2や調剤基本料3も増点幅は同じです。
調剤基本料1は賃上げ対応などがあるため、改定後は3点増加の45点となっています。地域支援体制加算1については現行からマイナス7点と大きく報道されています。しかし、連携強化加算の増点と医療DX推進体制整備加算1の新設でプラス7点ということを考えると、新設分でマイナス7点をカバーすることで調剤基本料1は最終的に増点3点であると言えます。連携強化加算についてはこれまで地域支援体制加算の算定が要件でしたが独立した加算になりましたので、算定しやすくなったともいえます。一方、DX加算は月に1回算定であることには注意が必要です。
医療DX推進体制整備加算1の要件の詳細はまだ出ていませんが、すでに短冊に入っているマイナ保険証の一定の実績がひとつのハードルになってくると考えられます。