薬局での待ち時間どう感じていますか?
待ち時間を短くするためのポイント
電子版お薬手帳アプリを使って薬局の待ち時間を短縮するには、まずアプリに自身のこれまでに調剤されたお薬や現在服用しているお薬の情報をしっかりと入力することから始めます。この初期設定は少し時間がかかるかもしれませんが、一度設定してしまえば、次回の薬局訪問時からその効果を実感できるでしょう。お薬の情報がアプリに記録されていると、薬剤師はその情報をもとに迅速に対応できるため、待ち時間が短縮されます。さらにアレルギー歴やこれまでにかかった病気の記録なども入力しておくとよりスムーズになります。
次に、アプリを活用して事前に薬局に処方箋の情報を送ることも有効です。多くの電子版お薬手帳アプリには、処方箋の写真を撮って薬局に事前送信する機能があります。これにより薬局側は時間帯や混雑状況にもよりますが、患者さんが到着する前に処方薬の準備を始めることができ、実際に薬局を訪れた際により短い待ち時間で薬を受け取ることができる可能性が上がります。2023年1月より電子処方箋も開始されているので、対応している医療機関や薬局が今後増えることで、選択肢が増えることが期待できます。
さらに、継続的な通院や服薬が必要な方にはアプリを使ったアラーム機能を活用することで、薬の服用忘れを防ぎ、手元にある薬の残数確認もできるため、次回の受診や薬局訪問がよりスムーズに。アラームを設定しておけば、薬の服用時間を逃さず、健康管理がより一層効率的になります。このように、電子版お薬手帳アプリを上手に使いこなすことで、薬局での待ち時間を減らすだけでなく、日々の健康管理の質も向上させることができるのです。
出典:「電子処方箋の概要等」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html)