抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬とは、体内でアレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という化学伝達物質の作用を抑えることにより、症状を改善する薬のことです。花粉症や喘息、蕁麻疹などの疾患に処方されます。
特にドラッグストアで販売されている市販薬としての花粉症の薬は多くの方に知られているのではないでしょうか。それぞれ効果や特徴が微妙に異なりますので、不明点がある場合は医師や薬剤師に相談するとよいでしょう。
ポイント
- 患者様へ
- 抗ヒスタミン薬は現在、第一世代と第二世代があります。
第一世代は作用が強い反面、眠気などの副作用が出やすく、車の運転や長時間集中しなければいけない仕事をしている人には向かないものでしたが、現在は副作用が出にくいよう改良された薬が第二世代として開発され主流になっています。
いろいろな種類があり、特徴もさまざまなため、医師または薬剤師に相談し、自分に合った薬を選択しましょう。
- 薬局/薬剤師様へ
- 患者様の生活スタイルやご状況に合わせて、様々な抗ヒスタミン薬の中から最適な薬を調剤する必要があります。患者様としっかりとコミュニケーションをとり、処方されている薬が問題ないかを確認するようにしましょう。
日常的に乗り物や機械を運転・操作することがあるかどうか、また妊娠されている方は使うことができないお薬もあります。調剤前に患者様へヒアリングをし、安全にお薬を使っていただけるよう案内しましょう。