ワクチン(予防接種)
ワクチンとは、病原体が原因の病気を防いだり、感染しても症状が軽く済むよう病原体に対する免疫をつけるための薬剤です。
病原体そのものの毒性を弱めた「生ワクチン」、病原体を無毒化した「不活化ワクチン」、病原体の一部の成分を再現した「組換えタンパクワクチン」…等いくつか種類がありますが、いずれも目的は病原体に対する免疫をつけるためです。
ワクチンを体に投与することを「予防接種」といいます。ワクチン接種も同じ意味です。
予防接種法により接種が勧められているものは国や自治体からの補助によりほとんどの自治体で無料で接種できます。
具体的なものとしては、麻疹・風疹・結核(BCG)・B型肝炎・HPVなどを予防するワクチンなどです。
また、上記に含まれないワクチン接種は原則自費となります。おたふく風邪ワクチンや季節性インフルエンザワクチンなどはこちらにあたります。
ポイント
- 患者様へ
- 一般的にワクチン接種前後では多量の飲酒や激しい運動を避けることが指示されます。また、ワクチンによっては同時接種を避けるように指定されているものがあります。
もし近日中に他の予防接種を受けた・受ける予定がある場合は、医師にその旨を伝えるようにしましょう。
- 薬局/薬剤師様へ
- 患者様からワクチンについての問い合わせがある可能性があります。安心して予防接種を受けていただけるように、接種後に出る可能性のある副反応や、副反応が出た場合どのように対処するとよいかなどについて説明できるようにしておくとよいでしょう。
ワクチンによっては薬剤師会などからFAQが交付されることがあります。